超現代語訳
川上村の吉野林業を学ぶ
これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。
- HOME
- >
- 超現代語訳 川上村の吉野林業を学ぶ
2022.4.2
■「吉野林業と優良材」に学ぶ (35) 吉野林業と優良材の形成⑧
-林業制度と優良材の形成-
山守制度において山守が山林経営を進めて行く上で、直接労働者を雇用して造林事業を営み、実質的な不在地主所有山林の支配人として極めて重要な役割を果たしてきた。
現在においてもこの山守制度は川上村を中心に大部分存続しており、吉野林業の生活活動を推進する重要な機軸になっている。
そして、吉野材の材質形成に間接的にせよ影響を及ぼしていると考えられるのは、やはり山守制度である。
参照:「吉野林業と優良材 (岩水豊 著)」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
弊社の下西前理事長が江戸時代から続く11代目の山守でいらっしゃったように、現在でも山守制度は川上村の中で脈々と引き継がれています。
しかしながら、山守としての吉野林業従事者は高齢化も進み減少が続いており、需要供給の安定とともに、人材確保と後継者育成につながる一貫供給体制構築も進めています。