超現代語訳
川上村の吉野林業を学ぶ
これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。
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2021.4.29
■「吉野林業全書」に学ぶ (113) 吉野材木産業組合霊安寺検査所②
黒滝村の一部と下市町秋野川流域の産出材の検査を行うため、吉野材木産業組合下市検査所を置いたが、そこでの検査取扱いは霊安寺検査所と同じである。
西奥川は急流狭渓で、昔は筏を流すことができなかった。そのため、霊安寺までは管流しを行うのであるが、洪水の際は木材の流出が多かった。
しかし今から百年前 (吉野林業全書発刊年から100年前とすれば、西暦1800年頃) に和田村 (現在の川上村) の今西徳右衛門が、洪水によって多くの木材が流れ出ても、すべてそれを淀み止める張瀬と言われる杉の大材を横に渡したものを発明し、要所に設置した。
その後、西奥川は大改修を行って筏流しが行われるようになったが、流出材木予防のため、今でも (吉野林業全書発刊当時1898年頃です。)張瀬は実行している。また和田村には、徳右衛門の功績を称え遺徳碑も建てられた。
参照:「吉野林業全書」
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今西徳右衛門の遺徳碑が川上村北和田に建てられたとあるのですが、今でもあるのでしょうか。
また調べて見に行ってみたいと思います。