超現代語訳
川上村の吉野林業を学ぶ
これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。
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2021.3.13
■「吉野林業全書」に学ぶ (99) 大滝の筏流し②
ここ大滝は、明治六年に高い所の岩石を切り落とし大修理をしたから、筏の流通は便利になった。
よって、今では平常時には鼻綱を使わないで筏を下すことができる。ただし、水量の多い時には、中スジ、滝綱を曳いて乗り下さなければならない。
いずれにせよ、この大滝は筏乗りの最難所であるから、大いに注意して危険回避をしなけければならない。
参照:「吉野林業全書」
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岩がごつごつと突き出た現在の様子に、昔の激流を想像で加えてみれば、相当危険な場所であったと思われます。
滝を超えてもすぐに90度カーブが待っています。
ただ、いとも簡単に(いや絶対に簡単ではありませんが)大径木を伐倒する山いきさんたちのように、熟練の筏乗りさんたちには見せ場だったかもしれませんね。