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2020.9.30
大和ハウス工業 創業者 石橋信夫翁 生誕100周年記念碑が建立されました。
大和ハウス工業株式会社が、創業者 石橋信夫の生誕の地である、奈良県川上村寺尾に「石橋信夫翁 生誕100周年記念碑」を建立されました。
大滝ダムから川上村役場に向かう、国道169号線沿いで、川上村を訪れる方は必ずといって目にされる場所だと思います。
戦後の1959年に、石橋が、日暮れが迫っているのに子供が帰宅しないのを見かけ、早く帰宅するように声を掛けると、子供達は帰っても勉強部屋も子供部屋も無いと答えたそうです。
石橋は戦後の人口増に見合った住宅が普及していないと考え、社員に技術の研究と開発を命じ、プレハブ工業化住宅の先駆けである「ミゼットハウス」を開発されました。
今や大和ハウスと言えば、日本のハウスメーカーでも最大手であり、そんな企業の創業者が川上村のご出身であることを、もちろん知ってはおりましたが、このような立派な記念碑が建立されたことで、よりご縁が深まったように感じました。
弊社も大和ハウス工業株式会社 奈良支店とは、2018年3月に包括連携協定を締結しており、様々場面でご協力を賜っております。今後、さらに、住宅・非住宅の木材利用促進について、連携が進むことを願っております。
ところで、石橋信夫の人生の目標としていたのは「土倉庄三郎」だったそうです。
この記念碑が立つ川上村寺尾から、吉野町方面へすぐの場所、川上村大滝には土倉翁の銅像が建っています。
どちらも、川上村の誇りであり、今度はまた皆が目標にすると思います。
いつの日か、吉野林業再生が成され、新たな記念碑が建立されることを夢見たいと思います。
石橋信夫翁はこんな言葉を残されています。
夢、それはまことに広い意味を
もつことばです。
夜寝て見るのも夢であり、
過去の思い出をもまた、
人は夢という表現をします。
しかしわれわれにとっては、
寝て見る夢も過去の夢も、
さして重要な意味を持ちません。
われわれにとって重要な夢は、
将来の夢でなければならないのです。