2020.9.7
川上村産吉野杉を使った実験 速報です!
「京都大学 生存圏研究所」の中川貴文先生に進めて頂いている、「川上村産吉野杉」を使った、軸組構法耐力壁のせん断試験について、試験速報の連絡がありました。
こ、これは!!
・・・データは難しすぎてわからなかったです。
勉強不足をお許しください・・・。
それは横に置いておいて、中川先生の速報値の要約によりますと、建築基準法で定められた「壁倍率」という数値(耐力壁の強さを表し、大きいほど強い)について、
一般的な杉材の耐力壁(告知標準仕様)
壁倍率:3.7倍
川上村産吉野杉の耐力壁(試験平均値)
壁倍率:5.11倍
との結果が得られ、「川上村産吉野杉の釘の保持力の強さ」が発揮されたもので、耐震性能向上について「かなり期待できる」数値のようです。
これから、中川先生が開発された、倒壊解析ソフト「Wallstat(ウォールスタット)」によって計算されて、その強さが可視化されるようです!
期待は高まります。