超現代語訳
川上村の吉野林業を学ぶ
これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。
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2022.5.22
■「吉野林業と優良材」に学ぶ (42) 吉野材の材質と諸性質③
吉野樽材の優れている要因として、
(1) 立地条件
(2) 撫育方法
(3) 材の解剖学的特性
(4) 優れた乾燥方法
(5) 特別な木取法
などが挙げられているが、これらの特性に加えて、吉野杉の解剖組織が一年輪内において樹脂細胞が形成されるよりも、約10細胞ほど早い箇所で作られる。
しかもそれが切線状にほとんど連続した単列に並んで他産地のスギのように散在しないこと、さらに、板目においても単位面積内に髄線部の数が少なく、それぞれの髄線高も低いものが多いといった特徴が吉野杉の優位性となっている。
※髄線:芯の方から放射状に広がる組織
参照:「吉野林業と優良材 (岩水豊 著)」
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非常に難しい記述となってしまいましたが、これ以上の翻訳は困難な内容でした。
「年輪の幅が細かく、まっすぐ通った美しい目合いであることが吉野杉の優れている理由だ。」というところでまとめておきます。